日々のネタなどをメモ書き中
気分展開にパン焼いてみました。バターロールとチーズポンデ。焼きたて食べてちょっと満足…半分冷凍に突っ込んで週末の朝にまた焼くべさ。
『愛すべき偽りの獣』んでもって、日向姉妹の後半戦です。たぶん終わる…今日無理でも明日にはオチ付けよう。 拍手ぱちぱちありがとうございまっす。レス不要の方もツッコミありがとう。水乃さんの変態嗜好に、お付き合い下さり嬉しいです…あなたの萌心をくすぐれたなら、恥は書き捨てたかいがあったというもの。あと一息なんで頑張ります。 web拍手を送る 「ヒナタ様?もう一度お聞きします。誰にこんな…」次第に冷静になっていくネジの思考を遮るように、紅く染まった唇が柔らかくネジの唇へ押し当てられる。しっとりと温かく、甘やかな感触の口づけだった。「ああ…駄目だよ。ネジ兄さん…もうちょっとだけ…」ヒナタは、啄むような接吻で、巧みにネジの口を封じながら、藍色の長い髪をなびかせてふるふると頭を横へ振る。「ネジ兄さんが、その先の言葉を言ってしまうと、オシマイなの…もう…こんな事出来なくなっちゃうよ?」寂しそうに囁く声は、温かい肉体をぐいぐいと惜しみなく押し付け、両の腕を精一杯伸ばしてネジの身体を優しくまさぐる。「離れたくないの…このまま、一緒に快楽の中へ…溺れて…」お願い…ネジ兄さん…。誘惑する囁き声は、耳朶を通し直に下半身へくる熱い衝撃があった。ネジはクラクラと目眩を覚えながらも、本来のヒナタがこんな台詞を臆面もなく話す性格ではない事を重々承知していた。「ヒナタ様…いえ、もしかしたらヒナタ様では、ないのですか?あの方が、こんな不埒な真似をする訳がない…」鋭く呟いたネジは、不意にヒナタの顔がふにゃりと泣きそうに歪む気配に驚いた。「ああ…言っちゃったんだね。ネジ兄さん…。でも、仕方ないのかな…」ヒナタは、涙に潤んだ薄紫の瞳で、どこかホッとしたように頬を引き攣らせ悲しげに笑う。「ごめんね。ネジ兄さん…いっぱい迷惑かけちゃって…もう解放してあげるから…」ごめんなさい。許して…。涙の浮かんだ瞳を隠すようにそっと睫毛を伏せ、ヒナタの唇から静かにその言葉が呟かれた瞬間─。ネジは、自分を取り巻いていた世界そのものがグニャリと捩曲がり、薄暗い室内の空間がパタリと消失するのを感じた。「──何が…?」唐突に差し込むまばゆい光に眼を犯され呆然と呟くネジの視界に、スッと小さな影が落とされる。「あの…ネジ兄さん?大丈夫ですか?…どこか痛かったり、苦しい所はありませんか?」覗き込んできたのは、先刻と同様、薄紫の瞳を心配そうに曇らせた愛らしい表情のヒナタだった。「ネジ兄さん?」呆としたネジの反応をみて、ヒナタは戸惑ったようにパチクリと瞬きしている。先程と唯一違う点は、悩殺スタイルのナース姿ではなく、いつも通りの野暮ったい服装と、そして何より随分となまめかしい妖艶さが抜けていた。「ヒナタ様──」間の抜けた表情で、ネジは無意識にヒナタの存在を確認しようと手を伸ばす。 続…夢オチ? PR |
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