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【2025年05月05日00:54 】 |
続き
クリスマス話の続き~なんか長くなったわ(笑)
「誰が嘘つきなのですか?ヒナタ様─」ふいにかけられた声に、ヒナタはビクンと身体を震わせた。「あ─ネ、ジ兄さん?本当に?」驚き過ぎて上擦る声は、次第に戸惑いから喜びの色に染まる。「本当も何も、私がネジですが…帰ってきてはマズかったですか?」丁寧なようでこの妙に俺様な口調と不遜な態度は、やはりネジで、ヒナタは、慌ててプルプルと首を振ってそれは誤解だと説明しなければならなくなった。「だ、だって今月末まで長期任務だって聞いてたから…まさかこんな早く帰ると思わなくて」「ヒナタ様は、私が早く帰ってくるとは考えなかったのですか?」一人慌てるヒナタの表情を、ネジは無表情で見下ろす。「許婚なのに、ヒナタ様は随分とつれないですね。婚約を交わしたら、もう?%E:25%#l同士の行事を忘れていいと?」普段の彼ならば決して言いそうにない台詞を、ネジはさらりと囁いた。「ネジ兄さん?!」耳を疑うような言葉が聞こえ、ヒナタは、カァッと頬へ血を昇らせた。「そ、そんなつもりじゃ─私だって、ネジ兄さんと一緒に、クリスマスをお祝いしたくて…でも任務だから仕方ないって。が、我慢してたんだから!ケーキだって、本当はネジ兄さんも一緒だったらいいなって、大きく作り過ぎちゃってて、でも皆お腹いっぱいで寝ちゃうし、私一人でどうしようかって悩んでて…さ、淋しかったんだから!」激しくネジに抗議しながらヒナタは泣きそうになる感情の高まりを抑えられなかった。潤みだした薄紫の瞳にプクリと涙の粒が盛り上がる。「ヒナタ様…何故私が怒られるんですか?」帰宅早々、嘘つき呼ばわりされたネジは、本気で怒りだしたヒナタの頬へ手を伸ばしながら苦笑を浮かべた。「だって、ネジ兄さんが意地悪いうんだもの」ポロポロと涙の滴を零しながらヒナタは、伸ばされたネジの腕に抵抗するでもなく、素直に逞しい?%E:25%#lの胸の中へ抱き寄せられた。「ヒナタ様。貴女の誕生日までには帰ると言っておいたでしょ。出来たらクリスマスにも間に合うようにと…プレゼントは、生憎と店が早終いで間に合いませんでしたが」ネジの言葉に、ヒナタは改めて近い未来、夫となる愛しい人の顔を見上げた。「任務だったのに?こんな短期間で終らせるの大変だったんじゃ…」ネジがこなした激務を憂慮するように、そして少し嬉しそうな視線でヒナタは問い掛ける。「勿論、依頼された任務はこなしましたよ。多少仲間には頑張って貰いましたが…まあ、あいつらも今夜帰れてよかったようですし」良いんです

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【2008年12月25日21:02 】 | 日向小話 | コメント(0) | トラックバック()
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