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水乃えんり
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シスコンなハナビとヒナタを愛でつつ、ハナヒナ、ネジヒナ、キバハナ、ヒアヒザなど無節操なCPで、日向一族中心に小話など細々と…。
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【2025年05月05日10:03 】
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ヒアシ事件簿④
ここ一週間ほど、うーたんのオマルでシッコ成功率がアップしております。
実家でもなんとか教えてくれるので、オムツの消費がおさえられて家計に嬉しいのであります。
しかし、日々成長し知力体力がついてくるこの年齢は、躾が難しいのも現実問題。
何故…ご飯食べた直後で祖父の前にミカンをもっていき食べていいか聞くのだろう。
母はダメと言ってるはしから、祖父が孫の「お願い。ミカン~あ~け~て(皮むいて)」のセリフに根負けしている。
子育ては根気と諦めの力加減が疲れますね…いいさ、どうせ母は怒りん坊さ。
幼いうーたんに完璧で規則正しい行動を望みすぎなのはわかってらい!
今はオマル頑張ってるから、いっぱい褒めてあげようと思います。
そして、ヒアシの小話のオチを今度こそつけたいと思います。
なんで、こんなに前置き長くなったんだろ?
日向の屋敷に辿りついた二人は、緊張した面持ちで玄関をくぐった。
その瞬間、空気中へ微かに漂う焦げついた異臭に気付き、ビクリとヒナタの肩が揺れる。
「これは…普通では有り得ない匂いですね。新種の気化毒物だといけません。ヒナタ様、危険ですからお下がり下さい…」
警戒するネジの声に、ヒナタは、いつになく固い表情で首を振った。
「行きましょう…ネジ兄さん」
毅然と背を伸ばしたヒナタは、静止するネジを振り切って、迷わず家の奥へ足を踏みだした。
何か確信を持っているのか、迷う事無く匂いの元を辿り、屋敷内で一番濃い異臭を放つ場所を突き止めたヒナタは、ゆっくりと部屋の中を覗きこんだ。
「どうして…こんな…」
ヒナタは、わなわなと震える声で呟くと、真っ青になって絶句した。
背後からついてきたネジもまた、慎重に身を屈めながら部屋中へ視線を走らせた。
二人が、そこに見たものは…。
台所の床の上へ無造作にばら撒かれた箱と、無惨に引き千切られた紙の山。
それと、何か調理途中だったのか鍋に真っ黒い墨の塊のような物体から灰色の煙がくすぶり、調理台の上にも奇妙な形の茶褐色の小さく砕かれた石が転がり、調理場の壁が所所焦げていた。
「こ、これはいったい…」
さしものネジも状況が飲み込めず困惑した声をあげていた。
「…お父様。…ハナビ…」
ヒナタの唇から、家族を呼ぶ小さな呟きが漏れた。
「そういえば、ヒアシ様は? ハナビ様もどちらへいらっしゃるんだ!」
呆然とつっ立っていたネジは、ハッと気をとりなおして周囲の様子を伺った。
間もなくして、パタパタと小さな足音が廊下の向こうから近付いてきて、ヒョイと台所に入ってきた。
「あ! 姉上! と、ネジ!」
入ってきたのはヒナタの妹で、姉に気付いたハナビは、ギョッとした表情でその場に固まった。
「よかった…ハナビ様はご無事だったのですね? ヒアシ様は…」
ネジは幾分ホッとした顔で、改めてヒアシの安否をハナビに確認した。
するとハナビは、妙に間の悪そうな顔で、困ったように視線を泳がせた。
「あ、父上は…えっと、そのう…」
「ハナビ様?」
言葉を濁すハナビの反応に不安を覚えてネジが再び問う。
「あ…あのね。父上は元気だよ。ちょっと、その…ハナビの早とちりで姉上に伝令だしちゃったの」
「ハナビ…」
静かな声が、妹の説明を更に促す。
「あの…今お台所見た…よね? 姉上に黙って少しその…姉上の買った材料でお菓子作りをしてて…それで、ちょっと父上に味見を…」
小さな体を更に縮ませハナビは、これは事故だったと材料は買って返すつもりだったと必死な顔で姉に訴えた。
※つづく
[1回]
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【2008年02月18日21:44 】
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