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水乃えんり
HP:
水属缶
性別:
女性
自己紹介:
シスコンなハナビとヒナタを愛でつつ、ハナヒナ、ネジヒナ、キバハナ、ヒアヒザなど無節操なCPで、日向一族中心に小話など細々と…。
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【2025年04月20日14:49 】
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『闇夜の抱擁』
某、ネジヒナー様方と「痛いネジヒナ読みたいよね!なければ作らなきゃ!」と、自給自足の欲望赴くままに書いたお話です。
だいぶ古い作品ですが、水乃の頑張ったエロエロヒナネジです。
成人指定なので、追記で宜しくお願い致します。
これは、本当ならちゃんとカタチにしなきゃいけないのだけども…まあ、エロイシーンだけ楽しんで下さい(笑)
風の強い月夜だった。
しっとりと夜露を含んだ生ぬるい風が、ザアアーと叩きつけるように草木を揺らして鳴いている。
細く弓なりに欠けた今宵の月は、青白い光りの筋を凄然と地上に零し、夜に住まう生き物たちを静かに照らしていた。
大気が不安定な夏の終わり。
気紛れに渦巻く夜の風は、遠く星空を切り裂かんばかりに苦しげな咆哮を上げ、ゴウッと地を吹き抜けて深緑の木々の枝葉を悪戯に散らしていく。
低く地を這う彼の音は、まるで深く傷ついた獣が、咽喉を引きつらせて唸るような呻きにも似ていた。
いつしか天空に瞬く星の輝きは、急ぎ流れる雲に薄く覆われてしまい、常ならば聞こえる涼やかな虫の羽音も怯えたようにひっそりと息を潜めていた。
ルル…ヒュウウッ…。
吹き荒ぶ風の無礼を厭うてか、下弦の月もまた、雲の影へと静かに霞んで消えてゆき、清浄な光りに満ちた青白い世界は、荒ぶる風の音しか聞こえぬ黒く塗り潰された闇に沈んでしまった。
『闇夜の抱擁』 水乃えんり
「ふっ…はぁ…はぁ…あっ!」
不規則に繰り返される呼吸音が、薄暗い寝室に息苦しく響いていた。
月明かりも届かぬ夜だった。
ガタガタと外窓の木枠を揺らす風の音に紛れ、クチュリ…と湿った水音が鳴る。
「ああんっ!」
夜も更けて闇に閉ざされた屋敷の一室から、少女の甘い嬌声が洩れ聞こえてきた。
空に浮かんでいた細い月も隠れ、恋人達の睦みあう行為が密やかに交わされているのだろう。
和蝋燭の小さな灯りに照らされ、障子越しにほんのりと浮かぶ華奢な人影は、恍惚として腰を動かし、ゆらりゆらりと上下に揺れていた。
頼りない赤い光りの中、少女は長く伸ばした藍色の髪を振り乱し、夜着の合わせから美しい曲線を描く肢体をチラチラと覗かせている。
ズッ…クチュ…チュプッ…。
荒く乱れた呼吸に、ジュブジュブと濡れた音が重なり、殊更に淫猥な様を想像させる。
「ん――っ! …はぁん……っ!」
ハアッと深く吐息を吐き出した少女は、切なく唇を震わせて、柔らかな喘ぎ声を再び洩らした。
足の付け根にある敏感な粘膜を擦り合わせると、身体の奥から粘った液体が自然と溢れ出て、ピチャピチャと卑猥な音を下腹部から響かせる。
「――フッ…。クウッ!」
甘やかな少女の喘ぎ声に、押し殺したように喘ぐ苦しげな男の息づかいが重なる。
熱気を含む濃密な空気に包まれた空間で、互いの肉体を結合する男女の契り。
白い敷布は妖しく捩れ、ズルリズルリと這うような衣擦れが、乱れ狂う行為の激しさを伝える。
「ハァ…ンッ! そこ…。そう…気持ちイイよ。ネジ兄さん……」
白く透き通る肌を淡い桜色に染めたヒナタは、熱に浮かされたように呟いた。
チュクッ…チュプン…。
ヒナタの恥部から溢れでた液体は、トロリと生温かく濁り、ネジの陰茎を包み込むように濡らす。
湿った水音は、規則ただしくリズムを刻み、途切れるコトなく薄暗い室内を満たし続けた。
「ああっ…いいっ…」
ヒナタは、細い腰を必死に揺すり、絶妙なバランスで豊満な胸をタプンタプンと波打たせた。
二人は、俗に騎乗位といわれる体位で結合し、ムチリと肉付きのよいヒナタの太腿が、着物の裾から剥き出しになり、ネジの胴をガチリと押さえ込むように跨いでいた。
ヒナタが、ユルユルと腰を浮かせる度に、乱れた着物の合わせ目から、はちきれんばかりに熟れた乳房がプルンと押し出される。
その光景に、ネジは目を奪われた。
全裸ではない。だからこそ強調される妖艶な肉体。
まるで搗き立ての餅のように柔らかな胸が二つ。
そしてツンと尖った乳首が、ネジの愛撫を求めるように、白い肌の先端に淡く色づいていた。
「んっ…」
ヒナタは、もどかしげに身を揺すりながら、着物の合わせ目から零れた胸へ自ら指を伸ばして、両の手のひらで揉みし抱く。
ネジの欲情を煽るような仕草で、火照った身体をフルリとくねらせると、可愛らしい乳首を指の腹で乱暴に押し潰し、痛いほど摘み上げては、プクリと赤く充血するまで刺激を与えてみせた。
仰向けに横たわったネジの視線の先で、ヒナタの白い瞳は、押さえきれぬ興奮で薄紫色に染まり、恍惚として全身の柔肌を桜色に上気させていた。
清楚な面差しには、不釣合いなほど艶めかしい肢体。
幼い頃から知る控えめで初心なヒナタが、ネジの腰に跨り、喜々として男根を咥えこんでいる。
ネジは、初めて目にするヒナタの媚態に、息をするのも忘れて魅入っていた。
少女の匂い立つ色香に、ネジは脳髄まで犯されそうになる。
飢えたように咽喉の渇きを感じたネジは、強張る舌で唇を湿らせ、ゴクリと唾を呑み込んだ。
「ヒナタ様…。なぜ、こんなコトを――?」
ヒナタとの性交に茫然と眼を見張り、ネジが途切れがちに呟く。
さぞかし間の抜けた問いだっただろう。
こうなる前に、本気でヒナタに抵抗しようと思えば、出来たはず…にも関わらず、身体はネジの意思に反してピクリとも動かなかった。
否――、ごく一部分は、ネジの気持ちを無視して大きく強張り反応していた。
ヒナタの細い指先で、スルリと股間を撫でられた瞬間から、ネジの下腹部はズボンの上からも視認できるほど、明らかに怒張していた。
下半身は、動揺するネジの心を無視して高まり、少女の暖かな手のひらに包まれ、やわやわと揉み擦る刺激を期待して、透明な先走りの汁さえ滲ませていた。
勃起するコト自体は、正常な男の生理反応とはいえ、コレは、どうしたって異常だ。
手足の神経が麻痺したように痺れているというのに、ネジの下腹部だけは異様に感覚が鋭くなっている。
「どうして…。何故なのですか…? ヒナタ様!!」
ネジは、身を捻る事すら自由にならぬ身体に、じっとりと汗を浮かべ、ヒナタの言葉を待った。
ヒナタが、何故こんな性急な行動を取ったのか、ネジには理解できなかった。
深夜近くに、ネジの寝室へ忍び込むヒナタを咎めなかったわけではない。
だが、青白く色を失い、思いつめた表情を浮かべたヒナタを、訳も聞かずに放っておく事も出来なかった。
その結果が、今のコノ状況だ。
ヒナタの動きを封じるなど、ネジには造作もないはずが、何故か今夜は腕一本あげる力すらない。
「そんなコトよりも…ねえ? もっと…ネジ兄さんも、気持ちよくしてあげる…」
ネジの問いに、はぐらかすような微笑を浮かべると、ヒナタは柔らかな声で答えた。
夜空に煌々と昇る満月の光りの如く、白い瞳が妖しいまでに煌めいていた。
「ネジ兄さんのココも、弄ってあげる…」
ヒナタは、クチュリと股間を擦りつけるように前屈みになると、楽しそうに舌先を伸ばして、ネジの胸をチロリと舐め上げた。
「ヒナタ様!?」
ネジの制止する叫びを軽く無視したヒナタは、平たい胸の先で小さく尖った乳首を口に含んで、コロコロと舌で転がし感触を楽しみ始めた。
ヒナタがモゾモゾと動く度に、豊かな胸が眼の前で誘うように妖しく揺れる。
薄っすらと滲む汗が、まるで真珠の玉のように輝き、滑らかな柔肌を滑り落ちていく様を、ネジは息を止めて見つめた。
チュク…チウッ…。
ヒナタは、均整の取れたネジの肉体を堪能するように、濡れた舌先を固い肌に這わせ、ワザと聞こえるような音をたてて啄ばむような接吻を落としていった。
「――ッ…。あ…」
柔らかな唇でくすぐるように愛撫され、ネジの咽喉から小さく喘ぐ声が漏れる。
ネジの胸の先で、あどけなく戯れるヒナタの痴態に、愛撫の手を休められた下腹部が、ズキズキと痛みを訴えた。
けれど、ネジが手を伸ばし触れる事は許されず、己が眼から得られる限られた情報の中で、妄想のみが刺激される。
「ネジ兄さん…こんな風に乳首を弄られて、気持ちがいいの? ふふ…可愛い…」
ネジの胸元から顔を上げたヒナタは、悪戯っぽく瞳を煌めかせた。
「……っ!」
ネジは、揶揄するようなヒナタの言葉を屈辱と感じ、薄い唇が白くなるほど噛み締めた。
「あまり良くなかった? じゃあ…やっぱりコッチがイイのかしら?」
困ったように小首を傾げたヒナタは、つと視線を下へ落とすと、濡れた股間に擦り付けたまま、おざなりにしていた接合部へ指を伸ばした。
「ウッ!」
股間への直接的な刺激を再び与えられて、抑えきれない射精感にネジは呻いた。
ヒナタは、白濁して滑る互いの粘液を指の腹に擦りつけて、ソロリと撫であげるように太い陰茎の根元をくすぐる。
「ヒナタ様!? これ以上は、おやめください!」
柔らかな指の感触に、ビクンと腰を跳ね上げそうになりながら、ネジは悲痛な声で叫んだ。
勃起した硬直を撫でられる。
それだけで本能的に脊髄は反応し、射精してしまいたくなる快感に脳は犯された。
「――ふふっ。ネジ兄さんのウソツキ……。ここは止めて欲しくないみたいだよ?」
ヒナタは、大きく腫れ上がったネジの陰茎を、うっとりと眼を細めて愛おしそうに見下ろす。
ネジの股間でそそり立つ怒張へ手を添え、先走りの滲む先端を焦らすように数回、クチュクチュッと恥丘の特に敏感な花芯に擦り付けてから、蜜の溢れる柔らかな花弁の穴へと誘い込む。
「クッ…!」
ヌルリと包み込まれる感触に、ネジは押し殺した呻き声をあげ、激しく眉間を歪ませた。
ネジの男根を受け入れた膣穴は、溢れるほどの蜜で熱く濡れ、甘い芳香を滲ませていた。
下腹部の全ての感覚を支配する熱の固まりは、ねっとりと纏わりつく肉襞に扱き上げられて、ネジの意思を無視してその質量を増していく。
「んっ…。気持ちイイの? ネジ兄さん?」
腰をくねらせて、ネジの一物を意地悪く締め上げたヒナタは、荒く息を吐いて、唾液に濡れた紅い唇を歪めた。
「―――クウッ!」
ヒナタの狭い膣穴でキュウキュウと力を込められると、勃起した男根は逃げる場所を失い、あまりのきつさにネジが苦痛の声を洩らした。
「んっ! ああ…ネジ兄さんの…またお腹の中でビクビク大きくなってく…」
ヒナタの甘い吐息を感じ、ネジの股間は再び激しく膨張した。
喜悦によがるヒナタの声は、耳を澄まさずとも、ネジの耳朶へ忍び込んで甘美に鼓膜を震わせる。
ヒナタは、まろやかな尻を上げ下げしては、ネジの反応を窺い、勃起した熱い高まりを浅く抜き差しして二人の快楽を巧みに長引かせた。
「フフッ。ネジ兄さんも…気持ちいいんだね?」
狭い膣穴を押し広げるネジの高まりに気づいて、ヒナタは、クスリと笑みを零した。
ネジの素直な反応に、花が綻ぶような柔らかな表情を浮かべ、赤い舌で唾液に濡れた唇をペロリと舐めた。
ネジは、視線を絡め取られ、愛らしくも妖しいヒナタの微笑みから、眼を逸らす事も出来なくなる。
「……ヒナタ様…」
ネジの低く掠れた声が、戸惑うようにヒナタの名を呼んだ。
腰が突き抜けそうな快感と、必死に抵抗しようとする理性の狭間で、ネジは自己嫌悪を覚えた。
「こんなコトをしてまで、貴女は…ナニを望んでいるのですか――」
ネジは、苦しげな光りを浮かべた視線で、ギリッと鋭くヒナタを睨みつけた。
「……んっ。何も…。ただ、ネジ兄さんと、こうしたいだけ…っ、あっ!」
ヒナタは、甘えるように呟くと、快楽に火照った肢体を艶やかにしならせた。
「はぐらかさないで下さい。ヒナタ様!」
ネジの苦しげな問いに耳を傾けるでもなく、ヒナタは ただ腰をくねらせ、恍惚として行為に没頭した。
「……。…アンッ、アッ、アッ…」
ヒナタが、汗に濡れた頤をフルリと震わせる度、藍色の艶やかな髪がサラサラと空に舞い乱れる。
ヒナタの動きは、いっこうに衰える気配も無く、ネジの股間の硬度は増すばかりだ。
一方的な行為は、ただ性的な欲望を満たす為だけの肉体的な結合で、ネジ自身の意思を無視され、もはや、屈辱以外の何物でもない。
「こんな――獣のような行為!」
ネジの潔癖なまでの激しい言葉に、ヒナタはビクリと肩を揺らしてその動きを止めた。
僅かに、優美な眉を苦しげに歪ませたヒナタは、ネジの視線を振り切るように皮肉気に呟いた。
「――ケダモノのように反応しているのは、誰かしら?」
ヒナタの身体を貫く高まりは、ギチギチと苦しいほど脈打ち、狭い膣内を犯し満たしている。
「ねえ? ネジ兄さん…本当に、やめて欲しい?」
ヒナタは、眼を細めてネジを見下ろすと、クスクスと笑い声をあげながら、再びユルユルと腰を揺らし始める。
腰を穿つ速度は緩やかで、絶頂を迎えるほどの強い刺激はなく、苦痛と快楽の狭間を翻弄され、もはや拷問でしかない。
ネジは、痛いほど張り詰めた自身の強張りを、ヒナタの中へ捻り込みたい欲求に駆られる。
「――ック!」
欲望を必死に抑えようとするネジの姿を、ヒナタは切なげな光りが浮かぶ視線でもって見下ろす。
「もうイキたい?」
今にも弾け飛びそうな熱量を胎内に感じたヒナタは、ネジの根元へそろりと白い指を這わせ、痛みを伴うほどの力を込めてきつく掴んだ。
途端に、ネジの腰がビクンッと大きく跳ね上がる。
「ウッ! クウゥッ!!」
ネジの咽喉から隠しようもない、短い喘ぎ声があがる。
ビクリビクリと肉の棒が太さを増し、精液を吐き出す出口を求めて浅ましく痙攣する。
「射精したいの? ねえ…ネジ兄さん?」
ネジの欲望を煽るように、ヒナタの唇が淫猥な言葉を紡ぐ。
「ねえ…。答えて、ネジ兄さん」
薄紫の瞳が、煙るように輝き、甘やかな光りを湛えて静かに潤む。
ネジと同衾するまで、ヒナタは正真正銘処女であった。
ネジに拒絶される事を予測していたヒナタは、前以って自分の身体を火照らす為の媚薬を服用し、且つ、ネジにも少量の痺れ薬と興奮剤を盛っていた。
興奮し大きく勃起したネジの男根が、処女膜を破る時、破瓜の痛みがなかったわけではない。
ましてや、相手となる男の協力なしでの性交では、女の性感帯を高める十分な前戯を望めない。
ヒナタは、激しい苦痛に尻込みしそうになる自身を叱咤して、ネジの股間でそそり立つ男根へ、夢中で恥部を押し付けた。
太い棒を押し込まれるような圧迫感と、異物が侵入する感触に、思わずヒナタの白い肌が粟立った。
媚薬の効果は高く、固い蕾だったヒナタの女陰を潤し、濡れた粘膜は殊の外すんなりとネジを受け入れた。
一息に腰を落とした瞬間、ズンと秘肉を貫かれ、股間に引き裂かれるような痛みが走った。
『イタイ。イタイ。イタイ!』
ネジの太い男根を呑み込んだ瞬間の衝撃と、悦楽。
ヒナタの処女膜は破られ、無理矢理に押し開いた花弁の穴からは、鮮血が溢れて白い太腿を伝い流れた。
無垢な少女の身体が、ネジのモノに犯され一つになった貴い証。
「ずっと…欲しかった…ネジ兄さん」
ヒナタは、苦しげな呼吸で喘ぎながら無邪気に笑う。
ネジの額に逃れようもない呪印を刻み、その肉体を束縛しただけでは足りない。
もっと…もっとその先の『何かを』貪欲に求めている。
その浅ましいまでの執着。
薄紫の瞳は、ほんの束の間、遠くを見るように煙る。
血継限界という稀有な能力を受け継ぎ、伝えるのが宗家に生まれたヒナタの役割だった。
だが、ヒナタとネジの身体に流れる希少な血は、互いに惹かれあいながらも、子を生す行為を許されぬ関係。
二人の父親が双子であったが為に、あまりにも血が濃すぎる近親であったが為に、つがう事を禁じられた従兄妹たち。
崇高なる人格の持ち主であれば、己を律しただろう。
けれど、ヒナタは、ネジが望むような人間には為れなかった。
肉体を束縛し、心を魅了され、正常な思考さえも呪縛されたのは、いったいどちらだというのだろう?
生きる術は、悲しいまでに非情で…。
この想いの行方は、辿り着く先は、きっと報われる日など来ないのだろうけれど、それでも、構わなかった。
『共に堕ちて…』
哀しいまでに澄んだ薄紫の瞳が、言葉にならない切なる少女の願いを呟いた。
ネジは、自ら進んで禁忌を犯したヒナタを見つめて、苦しげに顔を歪ませる。
叶わぬ恋が、互いの心を狂わしていく。
ズッ…、クチュ…チュッ…、グチュ…。
ヒナタは、花弁の奥深くに男根を呑み込んで、卑猥な水音を響かせながら性急に腰を動かし始めた。
「――ッ! …ハアッ、アッ、アッ…」
快感に呑まれたヒナタの喘ぎが、声にならない短い吐息となって漏れる。
飲み下せなかった唾液が、ヒナタの唇から粘っこく白い糸を引いて滴り落ちた。
熱を帯びたヒナタの身体は、ネジの上でいやらしく蠢き、膣壁がそれ自体意思を持つかのように蠕動して波打ち、男根を撫で上げ締め上げる。
月光に照らされる青白い肌が、玉のように滲む汗に濡れ淡く光った。
「ヒナタ様――。ヒナタ…」
ネジは、逃れられぬ鎖で自分を束縛し、支配する美しい少女の名を呼んだ。
諦めにも似た想いで、少女の柔らかな肢体に酔いしれ、与えられる快楽に溺れていく。
「――ヒナタ…!」
ネジは、掠れた声で短く叫び、限界まで膨張した肉棒の先端から、熱く白濁した精を吐き出した。
「ああ…、ネジ兄さん、すごい…いっぱいでてる…」
ドクドクと音をたてて迸る精液に、胎内を満たされていき、ヒナタの唇から切ない吐息が漏れる。
ビクビクと熱く脈打っていた怒張が、小さく縮こまっていく様を、いじらしくも愛しく感じる。
「ネジ兄さん…、兄さん? 眠ってしまったの?」
ヒナタは、華奢な腕をそうっと伸ばし、意識を失い脱力したネジの身体を、慈しむように抱擁する。
青白い闇に沈む寝室に、細く頼りない月明かりが差し込み、薄紫の瞳に哀しげな影を落とす。
もう二度と、後悔などしない。
躊躇い、諦めるだけの日々を無為に過ごすよりも、憎まれ、蔑まれてもいいから――二人の間に、確かな繋がりが欲しかった。
出来うるなら、共に歩む道を手にしたかった。
許されるならば、ネジに愛されたかった。
「――許して…。ネジ兄さん…」
甘く切ない少女の囁き声は、冷たくも優しい響きで蒼い闇の底へ沈んでいく。
いつしか嵐は通り過ぎ、秋を告げる羽虫の音を響かせ夜の風が静かに吹いていた。
――終――
[17回]
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【2010年09月08日01:07 】
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